猿石

猿石

天守閣跡から山を下ること30分、漸く「高取城趾」脱出です!

その高取城趾を出たすぐの所、土佐の街に下る道と飛鳥の里へ下る道の分かれ道にこの『猿石』がまるで門番でもするように置かれています。 何でも案内板によると、昔高取城趾を築く際に飛鳥の里から運んできたのですが、結局この場所に放置されたとか・・・。 石垣の一つにでもするつもりだったのでしょうか? それとも守り神?

おおさか小僧が育った街の城趾には実際に「お地蔵様」が石垣に使われて今も残っていますから、本当に石垣の一つにするつもりだったかも知れませんね。 でも、飛鳥の『猿石』は未だに見たことが無かったので、ここでこの「猿石」に出会えたのはラッキーでした。

それにしても本当に大きくて広かった高取城趾。 鬱蒼とした山の木立に囲まれて、今は石垣でしかその大きさを知るすべはないのですが、天守閣こそそれほど大きくは無かったですが、その敷地は現存の姫路城ぐらいはあったのではないでしょうか!?

明治の「廃城令」であちらこちらのお城が取り壊され、現存のものがほとんど無くなってしまいましたが、本当に無知で低俗な命令であったのだなぁと真剣に思います。

もし今もお城があちらこちらに現存していたら・・・恐らく世界に誇るべき文化遺産になっていたでしょうに・・・。何だかちょっとやるせない気持ちがしてしまいます。

と言うわけで、まだまだ先は永くって、これから土佐の街まで下ります。 この後30分程山を下って漸く『山』を抜けました。 で、そこから土佐の街までさらに15分。

が、その間は本当にシャッター押していません。 歩くの必死です。 本当に疲れました。 持っていた水も既に飲みきってしまったので喉もカラカラ! ちょっとヤバイです。

半分意識がどこかへ行きながら(←ちょっと大げさですが)何とか山を下ったのですが、その続きはまたと言うことで。

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