「南朝妙法堂」の横に標識がありました。『脳天神社』・・・って。
何やら気持ち惹かれる名前じゃないですか!「脳天」・・・なんじゃ、そりゃ~!!行ってみるしかありませんよね。で、道はすぐに石段の下りに入ります。
「神様のところって、上に上るだろうに、ここは下にあるのか??」と思ったのですが、もっと真剣に考えるべきでした。
下り始めるとすぐ、お年寄りの3人連れ(おばさん以上おばあさん以下・・・かな?)が、階段を登ってこられました。「ここまでで、440段やな・・・。」
この言葉を聞いた時に、しっかり受け止めるべきでした。
「子供みたいに段数を数えているわ」、なんて考えて流してしまうべきではありませんでした。ほんと馬鹿です。
そこから440段の階段、下って下って下って下りました。ええ、勿論下るのは比較的楽ですよ。でもねぇ~~。
下りきったところは正に谷底。で、そこにあったのが脳天神社、3枚目の写真です。
竜神様をお祭りしてありました。何で「脳天」なのか・・・?分りません。
気になる人はネットで調べてください。お任せします。
この脳天神社、竜神様が祭られていると書きましたが、竜神様=水の神様ということで、水行が出来る道場があったり(写真は暗すぎて撮れていません)もするのですが、水子供養にお力があるのか、塔婆を流す場所とかもあったりして、女性の為の神様、神社の色合いが濃いようです。
一応お参りを済ませて、ひと息をついたのですが、本当はここからが大変だったんです。あのおばあさんが「440段」と言ったあの場所のまだ少し上まで登って行かなければならないのですから。でないと、帰れない!!
まあ、車が入れる道も脳天神社のところまであるのですが、車用なので、かなり大きく山を迂回するコースみたいですし、とりあえずこの日の私には関係がありません。
仕方なしに階段をエッチラオッチラ登るわけですけれど、これがきついのきつくないのって、メチャメチャきつかったです。
上って上って上って上って・・・。漸く来る時におばあちゃんが「440段やな」と言ったあのあたりに辿り着いたのですが、このあたりの階段、1段の階段がメチャメチャ大きい!
疲れている足が上手く持ち上がってくれません。もうもう、疲労度MAXです。
まあ何とか無事に登り終えたので、家に帰ることも出来ましたけれど、帰ってから、かなりきつい筋肉痛がきました。ええ、2日後に。
あ~~~、歳だ~~~~。実感させられました。
ということで、『吉野行』の談、これにておしまいです。