おおさか十三仏霊場めぐり
初七日から三十三回忌まで、死者の成仏を司る十三の仏様を祀る大阪府内の寺院を巡る霊場巡礼を「おおさか十三仏霊場めぐり」といいます。今年はまずこれにチャレンジしてみることにしました。
第一番 法楽寺 基本情報
大阪市東住吉区山坂1-8-30 にあるお寺です。御本尊様は「不動明王」で、「初七日」を司る仏様と言われています。
http://ojm.main.jp/website-content/website-temple01.html
第一番 不動明王【ふどうみょうおう】
大日如来の教えに従い、仏の道を邪魔する悪鬼・邪気を追い払い、教えに従わない人たちを救うお役目を持っておられます。人が亡くなって最初の関門が初七日ですが、ここで冥界へ導いてくれる最初の仏様です。「お不動さん」の名で親しまれています。
最寄駅はJR阪和線の南田辺駅。東へ徒歩5分程で到着します。
非常に綺麗なお寺です。
駅を降りて歩いている時、「前にこの辺りを歩いた時に綺麗なお寺があったよな~」と思っていたのですが、ナビに導かれて到着したお寺が正にその時に訪れたお寺でした。
「なんということでしょう~~~♪」
"綺麗な" と言って良いのかどうかは少し微妙ですけれど、境内に入ると気持ちの良い空気が流れている、そんな表現がピッタリのお寺です。三重塔もなかなかに立派ですし。自宅の近くにもしこのお寺があったら、足繁く通っていたかも知れません。
境内は神仏習合の名残が。
昔、学校で習った「神仏習合」って覚えていますか? 簡単に言うと、日本古来の "神様" と外来宗教である仏教の "仏様" を同じ敷地内でお祀りする信仰形態のことです。 今は神社は神社、お寺はお寺と分かれているところも多いですけれど、昔は一緒にお祀りしていたんですね。 キリスト教の方とイスラム教の方が同じ場所で一緒にお祈りをするということは恐らく考えられないでしょうが、日本の神様は懐が深いというかなんというか。 同じようにお祀りされて、同じ敷地内に鎮座されているのですから結構凄いです。 まあ、日本人がそれを善しとしたということなのですけれどね。
ここ法楽寺では、どうやら仏様が「主」、神様が「従」のようで、メインはお寺の本堂で、三重塔の近くに稲荷神社がお祀りされていました。
しかも御稲荷様の背後のくすの木を回り込んでみると、今度は "天狗" 様が祀られていました。「天狗って神様? 仏様じゃないよね。」とは思うのですが、調べたわけでも聞いたわけでもないので真偽の程はわかりません。鳥居があったので "神様" ですかね。
[map addr="大阪市東住吉区山坂1-8-30" width="340px" height="240px" infowindow="open" zoom="15"]法楽寺[/map]